コーヒーカップ
作詞・作曲:長谷川洋星

 

久しぶりの空いた時間「映画でも…」ってビデオ屋に走る
観終わってから気が付いたよ、君に薦められたやつだってこと
何気ない二人の仕種が妙に僕ら重なって見えてきて
君は誰を思い浮かべながら観てたんだろう

君を乗せたメリーゴーランド、追い付こうとして走るけど
君の影はもう見えないね、同じ景色だけぐるぐると…

君と歩いた帰り道、懐かしくなってフラっと立ち寄ってみる
見覚えのない店ばかり並んで、全然懐かしくないや
手を繋ぎたそうにしてる、前歩くカップル、どっかで見たことあるな
あっそう言えばあの頃の僕?今もそんな変わんないかな?

君を追い掛け乗ったはずなのに、降りる術もなくただ廻る
変わる事のない景色ばかりが、僕の廻りだけグルグルと

夏の匂い風が僕を優しく包む、僕の手に触れた途端、ソーダ水の様にハジケ飛ぶよ


“さようなら”と“ありがとう”の境界線を行ったり来たりして
何も言わず、何も言えずにただ君を待っていた

僕を乗せたコーヒーカップ立つ湯気に君を思い浮かべたまま
覚めない夢を願うようにずっと回り続けていた

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